intrinsic worth

 お久しぶりです。
 フェスに行く前に自分の気持ちを整理しようと思い、久しぶりにキーボードを叩いています。別にわざわざ残さなくてもいいんですけど、さっき久しぶりにあの夏の終わりの自分の気持ちを読み返して少しだけ救われたような気がしたので、今回も言葉にしておくことにしました。

 2023年9月21日、スマートフォンの画面に表示されたFCメールの受信通知は、いつもと同じように見えました。ただ、何かを感じ取ったのでしょうか、「何か出演予定あったっけ?」と少しの胸騒ぎを覚え、珍しくすぐにメールを開きました。そこには、8月の終わりにも読んだ文字が並んでいて、何が起きているのか予想もできないまま、FCのページを開きました。
 初めに掲載されている河合さんのコメントを読んでもなお、いまいち状況が理解できませんでした。その次に並ぶ「脱退」の文字を見て、体の力がふっと抜けるような感覚を覚えました。いま私の中にあるのは1%の怒りと、99%の諦めです。

 これまでの経験上、12月22日以降の河合郁人さんの活躍を追うことはきっとないと思います。誤解があるといけないのですが、これは相手が河合さんだからではなく、私が根っからの箱推しの気質だからです。その後のことを見届けられない以上、グループから離れた後のことはご本人に任せます。
 でもね、ちょっとはこちらに甘えてくれてもいいんじゃないですか?なんて思ってしまうんですよ。私は常々、アイドルが口にする「永遠」という魔法、その魔法を信じられるからこそファンでいられるのだろうな、と考えています。信じられなくなった時が、その列車から降りる時だ、とも。でも、まさかこっちが切符を買う前に、行先表示のない特急が走り出すとは思わないじゃないですか。なんかもう一周回って心配ですよ。「退路を断つ」ことにこだわって、今まで築いてきた大切なものまで見失ってはいやしないかと、本気で心配です。

 

 卒業という制度がないアイドルグループからメンバーが脱退するのを見送るのは、私にとってこれで3度目になります。やっぱり慣れませんね。というか、慣れてたまるか~~~~い!!!
 ただ、さようならの言い方に正解はないと思いますが、「発表の瞬間まで情報が出なかったこと」と、「脱退の発表後に5人での舞台があること」は、せめてもの救いなのではないかと思います。帝国劇場でのABC座を「4のはじまり」ではなく「5のおわり」に選んだことを考えると、やっぱりA.B.C-Zは優しいなと思いました。優しさで人をざっくりいくタイプだな、とか考えました。

 昨日から「あと3ヵ月か……、え、あと3ヵ月!?!?!」と繰り返し驚いているのですが、気持ちの整理をつけて河合さんを見送ろうと思います。
 そして何より、A.B.C-Zを続ける決断をした4人のことを応援していきたいです。