▽ 気付くとそこは香りの海だった。 ……と書いてみれば見栄えは華やかだったりするのかもしれないけれど、私の目の前にあるのは残念ながらそんな良いものではなかった。無惨に横たわった無機質なボトルから、無色透明の液体がじんわりと広がっていく。こういう…
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