2018年の総括
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2018年12月31日、大晦日の夜にこれを書いています。
今年は本当に時間のスピードがぐんぐんと加速していくような感じがして、それに追いつこうと必死だったような気がします。
やり残したことは沢山あるのですが、2018年のまとめを。
2018年の思い出
▽ライブ・コンサート
年の初めに「様々な現場に行く」という目標を立てました。関ジャニ∞、NMB48、ライブハウス、野球観戦などなど……。結局のところ実現したのは少数でしたが、そのどれもがとても濃密で、現場の空気を肌で感じることの素晴らしさや大切さをを改めて感じました。
7月
15(日)「関ジャニ's エイターテインメント GR8EST」(北海道・札幌ドーム)
8月
15(水)「NMB48 LIVE TOUR 2018 in summer」(宮城・仙台サンプラザ)
17(金)「NMB48 LIVE TOUR 2018 in summer」(北海道・ニトリ文化ホール)
NMB48の夏のツアー。初めてNMB48のライブに行きました。
仙台は距離感が近く、一体感のあるライブでした。いやあ、楽しかったなあ。
札幌はまた違った空気で、トリプルアンコールや加藤夕夏さんのサプライズ登場もありました。うーん、楽しかったなあ。
印象に残っているのは、川上千尋さんのダンスの美しさと、渋谷凪咲さんのMCの面白さ、ユニット曲「Blue rose」です。卒業前に沖田彩華さんのパフォーマンスを観られて、本当に良かった。
10月
2(火)「NMB48 8th Anniversary LIVE」(千葉・幕張メッセイベントホール)
後程まとめる予定です。8年間の歩みと、これからの未来。その両方がぎゅっと詰まった素晴らしいライブでした。山本彩さんの卒業前の姿をしっかり目に焼き付けることもできました。「三日月の背中」は素晴らしい曲。
今年は就職活動や研究で思うような時間は取れないかもしれませんが、出来る限りライブやコンサートを楽しむ余裕を持っていたいと思います。
▽旅行
2018年は観光やライブで様々なところに出掛けました。知らない場所に行くことは少し怖くもありますが、やっぱり楽しいですね。
12月に「駅メモ!」というアプリも始めたので、来年は色々な路線に乗ってみたいと思います。
2018年を振り返って
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一年を振り返って思うのは、その時々の考えをきちんと記録しておけばよかったなあということです。
以前と比べると、色々な場所に足を運んで、様々な景色を見ました。沢山の素敵な出会いがあり、寂しい別れもありました。そんな経験を通して、私は何を感じたのか、何を考えたのか、もう少しこまめに残しておけたらよかったのかな、と思うのです。
来年も書きたいことは、きっと沢山出てくると思います。ひとつひとつの経験を大切に、少し立ち止まる時間も取れるようにしたいです。
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1年に一度、ブログのサブタイトルを変えています。今年は、
特別な色で世界を染めてよね
the chewinggum weekendの「きらきら」という曲を聴きながら、「ひとりひとりの特別な色(=個性)で世界を染めていってほしい」という思いをこめて決めました。
きれいな色で世界を染めてよね
特別な色で未来を染めてよね
―the chewinggum weekend「きらきら」
2018年を終える今も、思うことは同じです。
これからも、世界でただ一つの色で、鮮やかな世界を作って行って欲しいと思っています。
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と、ここまで書いて2019年になっていました。あけましておめでとうございます。
2018年は、私にとって「変化」の年でした。
2019年は今の私より少しでも良いので「進化」していたいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
「商品紹介文」から読み解く関ジャニ∞らしさ
はじめに
この記事は2018年8月の「関ジャニ∞プレゼン学会」企画に参加した際に作成した記事を加筆・修正したものです。分析系の記事を書くのは初めてなので読みにくい点など多々あるとは思いますが、どうぞお手柔らかによろしくお願いいたします。
「商品紹介文から読み解く関ジャニ∞らしさ」
1.背景と目的
みなさんは、関ジャニ∞のCDを買うとき、どのような方法を利用していますか?恐らく、答えは大きく2つに分かれるのではないかと思います。「実店舗で買う」方法と、「オンラインショップで買う」方法です。大半の方は、地域の様子や生活スタイル等それぞれの事情に合わせて、このどちらかを選択されていることでしょう。
今回は、この「オンラインショップ」に焦点を当ててみます。といっても、扱うのはサービスそのものや利用状況等についてではありません。ここで掘り下げて行くのは、「商品紹介文」についてです。
オンラインショップには、1作品に1ページ商品紹介ページがあり、そこではタイトル、ジャケット写真、特典内容などを確認することが出来ます。今ざっくりと「商品紹介文」という言葉でまとめたのは、商品紹介ページの「商品の説明」や「商品の紹介」という欄にある短い文章のことです。(図1参照)。
図1:商品紹介文の例(Amazon「ここに」通常盤のページ)(2018.8.29閲覧)
例えるなら、文庫本の裏表紙のあらすじのようなもの、と言えるでしょうか。その作品の見所・魅力を端的に表した文章です。
実は私、今までこの「商品紹介文」をじっくり読んだことがありませんでした。オンラインショップを使うのは買いたいものがはっきりしている時(新作の予約等)なので、「この作品はどんな作品なのか知りたい」という気持ちを持って見ることが少なかったからかもしれません。
では何故今回、このテーマを選んだか。
大きなきっかけは、「初心者エイターの方はテイチクさんの商品紹介を読むのもおすすめ」という声を聞いたことでした。テイチクから発売された関ジャニ∞の作品は一部DVD(関パニ等)を除いて製造終了していますが、商品紹介のページは今でも閲覧が可能です。「テイチクさんの愛が詰まっているページ」。こういわれたら、読まないわけにはいかない…!と思いまして、この機会にじっくり読もうと思った次第です。
しかし、ただ読むだけでは研究らしくない、ということで。各オンラインショップの商品紹介文も加えて、いくつか検討を行うことにしました。
今回は以下のような目的を設定します。
<目的>自分と違う視点から書かれた文を読むことで、自分の知らなかった魅力に気づくこと
作り手・売り手という自分とは違う立場から書かれた文章を読むことで、受け手である私が感じている魅力とはまた違った「関ジャニ∞像」が見えてくるのではないか、と考えました。今回はこの、「自分の知らなかった魅力に気づくこと」を目的とし、公式および各オンラインショップの商品紹介文を読み解いていきます。
2.検討の方法
本研究では以下のような検討を行いました。
(1)各サイトにおける商品紹介文の特徴
まず、公式サイトおよび各オンラインショップの商品紹介文を比較し、各々どのような違い・特徴があるのか調べました。今回対象としたサイトは以下の通りです。
<対象サイト>
[公式]
・テイチクエンタテインメント商品紹介ページ
・INFINITY RECORDS公式サイト
[オンラインショップ]
・Amazon
・HMV
・楽天ブックス
・TOWER RECORDS
・TSUTAYA
・山野楽器
(2)「関ジャニ∞らしさ」について
関ジャニ∞の魅力について考える視点は様々あると思いますが、今回は「関ジャニ∞らしさ」を考えてみます。
「らしい/らしさ」「ならでは」「だからこそ」「魅力」という言葉をキーワードに設定し、エクセルにてキーワードが出現する回数をカウントしました。また、該当する文章から「関ジャニ∞らしさ」がどのように捉えられているかについて検討を行いました。
3.結果と考察
(1)各サイトにおける商品紹介文の特徴
まず、各サイトにおける商品紹介文の特徴についてです。
読んでいく中で分かったのですが、各サイトの商品紹介文はそれぞれ独自のものが掲載されているというわけではないようです。図2に示す通り、サイトによっては全く同じ文章が掲載されている場合もあります。
図2:各サイトの商品紹介文(「ここに」通常盤;各サイト商品ページより引用)
この文の出典元を調べていくと、商品紹介文は次のような4パターンに分類できることが分かりました。
①公式(テイチク/INFINITY RECORDS)が発表した文章*1
②株式会社レコード新聞社が作成(?)、株式会社ジャパンミュージックデータがテキストデータ化し、サービス「eCATS」にて提供している文章*2
③「CDジャーナル」*3(株式会社音楽出版社)の「ガイドコメント」
④「CDジャーナル」の「ミニ・レビュー」
それぞれのサイトが①~④のどれを掲載しているのか、表にまとめるとこうなります。
図3:各サイトに掲載されている商品紹介文のパターン
※1:商品紹介文が掲載されていない、何故か英文、文字化けなどの例外多数。
※2:すべての作品に②が掲載されているほか、一部作品にはプラスして①やタワーレコード作成の紹介文が掲載されている。
※3:「GIFT~緑~」(2009年)までは③および④、「Wonderful World!!」以降は①。
※4:一部作品は独自のレビューが掲載されている。
図3に示す通り、一部例外もありますが、商品紹介文として掲載されている文章のほとんどは①~④のいずれか(再編集・一部抜粋を含む)であることが分かりました。ここからは、この①~④について検討していくこととします。
次に、この4パターンの文章について、それぞれの特徴をみていきます。
この辺りはどうしても個人の主観に頼るところが大きいと思うのですが、大まかには次のような要素が挙げられるように思います。
図4:各商品紹介文の特徴
①の大きな特徴として、販売元が作成した文章であるということと、②~④と比べて文字数の自由がきくことが挙げられます。また、唯一視点が「作り手」にある文です。
②と③は、性質としてはかなり似ており、どちらも作品の情報を簡潔にまとめた文章です。しいて違いを挙げるとするならば、②はタイアップ情報やカップリングなどの情報が多めであるのに対し、③は曲の内容(特徴、雰囲気など)について触れている場合が多いです。
④は「レビュー」で、①~③とはまた少し毛色が違います。個人の主観が一番色濃く反映されている印象を受けました。
ただ、実際に読んでいただくと分かるのですが、近年の作品は①と②③がかなり似ている場合が多いです。①の要約文のようなものもあるので、もしかすると①と②③を丸っきり別の物として区別するのは正しくないのかもしれません。また①~④にあてはまらない例も多いので、あくまで「個人的に無理矢理分類してみるとこうなりました」、という類のものだと考えて頂ければと思います。
(2)「関ジャニ∞らしさ」について
続いて、「らしさ」について検討した結果について見ていきます。
前述のように分類される①~④の文章について、特定のキーワードの出現回数をカウントしました。今回は「らしさ/らしい」、「ならでは」、「だからこそ」、「魅力」の4つのキーワードについて検討しています。
図5に、各シングルの①~④の文中から「らしさ/らしい」というキーワードについての結果を示します。真ん中の欄の数字はカウント数、文例は該当する部分の前後を抜き出したものです。
図5:キーワード「らしさ/らしい」のカウント結果
なお、自動的にカウントを行っている為、「マイホーム」のような特殊な例、および「罪と夏」のような複数の文中にある全く同じ表現が重複してカウントされる例などが見られましたが、今回は区別していません。
各文章を読んでいくと、「らしい」という言葉の出現には、「関西色」「ポジティブ」「コミカル・ユニーク」「和のテイスト」といった要素が関係していると推測されます。
前の3つは何となくイメージがあるような気がしますが、注目すべきは最後の「和のテイスト」です。表に示した通り、「好きやねん、大阪。/桜援歌(Oh!ENKA)/無限大」の商品紹介文にも「らしい」という表現が使われている箇所があります。ただ、「らしい」が掛かっているのは「和」という言葉です。この結果から、初期においては「和のテイスト」も、関ジャニ∞の個性を形作るひとつの要素であったことが伺えます。
個人的に注目したのは「関風ファイティング」の例です。どちらかといえば「なんとかなるさ」的なイメージの楽曲ですが、ダンスをガシガシ踊る関ジャニ∞の「アイドルらしいカッコ良さ」にも触れている点が面白いなと思います。
次に、「ならでは」という言葉の出現回数を数えてみます。
図6:キーワード「ならでは」のカウント結果
「ならでは」も、「らしい」と同様に「関西色」「ポジティブ」「コミカル・ユニーク」が多めでしょうか。「がむしゃら行進曲」では「個性」「がむしゃらな勢い」などの言葉も出てきています。
注目したいのは「大阪レイニーブルース」。先程の「和」と同様に、歌謡曲を歌う姿もグループの個性のひとつとして捉えられていたようです。また、「幅広い年齢層にもアピールできる」という間口の広さについても言及されています。
図7は「だからこそ」についての結果を示しています。
図7:キーワード「だからこそ」のカウント結果
「らしさ/らしい」「ならでは」の結果と比べると、比較的新しい作品が並びました。
「ここに」の紹介文は、6人の関ジャニ∞の1曲目となる大切な楽曲について、力強く表現しているのが印象的です。「ひびき」では、関ジャニ∞の表現力が高く評価されています。「だからこそ」、という言葉は、先程挙げた「関西色」や「コミカル・ポジティブ」という要素とは違ったところに遣われているようです。
最後に、そのものずばり「魅力」という言葉を抽出してみました。
図8:キーワード「魅力」のカウント結果
ねらっていたものとは違った形の結果が出てしまったようですが…。
「マイホーム」の紹介文では、関ジャニ∞のバンド・グループとしてのスタンスについて触れられています。「ココロ空モヨウ」の方はカップリングについての文章内に使われていたようです。「男っぽい魅力」という言葉も、もしかすると関ジャニ∞の個性を紐解く上でのキーワードになるかもしれません。
そして、4つのキーワードが抽出された回数を合計し、回数の多い順に並べた結果がこちらです。
図9:キーワードカウント結果まとめ(シングル)
商品紹介文中で「らしい/ならでは/だからこそ/魅力」という言葉が使われていた回数が一番多いシングルは、3rdシングル「好きやねん、大阪。/桜援歌(Oh!ENKA)/無限大」でした。
これはトリプルA面であったことや、関西色、ユニークさなど、初期に関ジャニ∞の個性として広まっていた要素をふんだんに盛り込んだ作品であったことなどが理由ではないかと考えられます。
以上を整理すると、紹介文において「らしい」等のキーワードで表現されている要素には、次のようなものがあるといえるでしょう。
①関西色
②コミカル、ユニーク
③和のテイスト
④ポジティブ、前進、前向き
⑤豊かな表現力
⑥幅広い層にアピールできる間口の広さ
今回調査した商品紹介文においては、かなり定着している印象のある①②④に加え、③⑤⑥などの要素も「関ジャニ∞らしさ」として扱われていました。こう並べてみるだけでも、関ジャニ∞がいかに幅広く、様々な魅力を有しているかが分かります。
加えて興味深いのは、「らしい」という表現が積極的に使われている作品は、近年よりむしろ初期に多いということです。これは何故なのか理由がさっぱり分からないのですが、もしかしたら、特定の要素を「らしい」と表現することによって「こんなグループありますよ!」「彼らの個性はこうですよ!」と、関ジャニ∞を知らない層にアピールする狙いがあったのかもしれません。あくまでも推測ではありますが。
また、今回の方法ではキーワードが出現する例が一部に限られていたため検討することが出来ませんでしたが、年代ごとの「らしさ」の変遷について比較することができたら、かなり面白い結果が得られるかもしれないと思いました。実際どのように調べるのが良いか難しいところではありますが、機会があればこのあたりのテーマについてもチャレンジできたらと思います。
なお、アルバムについても同様の手順でカウントを行いましたが、シングルと比べて抽出数が圧倒的に少なかったため、参考程度にまとめた画像のみ載せておきます。
図10:キーワードカウント結果まとめ(アルバム)
4.結論
本研究では、「自分と違う視点から書かれた文を読むことで、自分の知らなかった魅力に気づくこと」を目的とし、公式・各オンラインショップの商品紹介文について検討を行いました。
調査の結果、「各サイトの商品紹介文が4つのタイプに分類できること」を発見しました。また、キーワード抽出の結果から、商品紹介文において「関ジャニ∞らしい」と表現されているのは、以下の6つの要素であることが分かりました。
①関西色
②コミカル、ユニーク
③和のテイスト
④ポジティブ、前進、前を向く
⑤豊かな表現力
⑥幅広い層にアピールできる間口の広さ
おわりに
今回の自由研究では、「商品紹介文」という自分とは違った視点から書かれた文章を材料とし、関ジャニ∞の魅力・関ジャニ∞らしさについて考えてみました。調査の方法については改善の余地を残しまくりなのですが、これだけざっくりした検討の中でも、「和のテイスト」という、自分のイメージの中にはあまり無かった要素を発見できたことは、大きな収穫になったと思います。
普段は気にしていなかった「商品紹介文」ですが、当時の関ジャニ∞がどのような活動をしていたのか、どういうイメージで捉えられていたのかを知る上では、かなり有用な資料であると言えるでしょう。普通に読むだけでもかなり面白いのでおすすめです(特に「ミニ・レビュー」)。
これを機会に、是非一度自分の好きな作品についての紹介文を読んでみてはいかがでしょうか。もしかしたら、自分の知らない関ジャニ∞の魅力を発見できるかもしれません!☆
参考
☆CDジャーナル:関ジャニ∞ - CDJournal
☆関ジャニ∞/IMPERIAL RECORDS(テイチク):関ジャニ∞ / IMPERIAL RECORDS
☆関ジャニ∞公式サイト:関ジャニ∞公式サイト / INFINITY RECORDS オフィシャル ウェブサイト
☆ならびに、各オンラインショップの商品紹介ページ
「ここから始める」ということ―「関ジャニ's エイターテインメント GR8EST」(2018.7.15/札幌ドーム)
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書きたいこと全部詰めました。
ガッツリネタバレあります。ご注意下さい…!
ページをめくる
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関ジャニ∞を好きになってから今日まで、この1年半のこと。
もし全て日記帳に記録してあったとしたら、どんなことが書いてあるのだろう。
ふと、そんなことを考えていました。
2017年1月の終わり、かなり中途半端な日付から始まっているその日記の最初には、困惑とワクワクが入り混じった不思議な文章ばかり書かれているはず。
2月3月は音源を聴く度・映像を観る度に得られる色々な気付きが嬉しくて、ついページを真っ黒にしてしまう程ぎっしり文字を詰めて。
4月はエイタメBDの感想を書き殴っているだろうし、5月はページ丸々使って「メトロックやったね!!!」って書いてあるんだろうな。
6月の前半はべったり糊付けされていて読めなくなっているけれど、そのあとは「ジャム」の話ばかり書いてあるだろうし、8月初めての東京ドームの記録はカラフルなペンでびっしり書いてあるのかな。逆に「楽しかった!」しか書いていなかったりして。
もしかしたら、秋を過ぎた頃から白紙がちらほら増え始めているかもしれない。
一方では「応答セヨ」の感想でびっしり埋めてある日もあるんだろうし、紅白で楽しく年を越して、カウコンの「チェケソーソー!!」が最高の年明けだったね、って話も書いてあるかも。テレビや映画の感想だって、沢山書いてあると思う。
それはきっと大学ノート1冊にも満たないほどの薄さだと思います。もしかしたら他の人には読めないかもしれない。仮に解読できたとしても、特に面白みの無いようなものなのでしょう。
ただ、そんな薄っぺらい日記帳こそが、私にとっては大切な宝物なのだと、最近やっと気が付きました。
正直消したいところも沢山あるんです。もっと書けば良かったって思うことだって沢山ある。でもいくら望んだって、後から書き換えたりは出来なくて。
だからこそ特別で、何にも代えられないものなのだと思います。
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そんな宝物のような日々を振り返って、6月にひとつ、文を書きました。
お気楽で無責任そうに見えるけれど、誰よりも心強いヒーロー。
私は関ジャニ∞に、そんなヒーロー像を重ね合わせていました。
曲の歌詞に、歌声の持つ力に、何回助けられたことでしょう。どれだけ、勇気を貰ったことでしょう。
私は関ジャニ∞の「強さ」に、何度も救われてきました。
安田さんの身体のことを知ったとき、私はいつしか無意識のうちに「強くあること」を強制していたのではないかと反省しました。
誰にも負けないような理想のヒーロー像を押し付けていただけなのかもしれない、とも。
でも、メッセージを見たりweb連載を読んだりして、やっぱりその「強さ」があるからこその関ジャニ∞なのかなとも思ったんですよね。
自分の弱さと向き合ったり、自分の想いをありのまま自分の言葉で伝えたり、そういうことが出来る人って、決して弱くなんかないよなあと思ったら、また心配になるくらいに「強すぎる」なあ、と。
何かもう上手く言えないんですけど、やっぱりその「強さ」に助けられたし、これからも何度も何度も救われるのかなと思います。
最後まで格好いい「アイドル」でいてくれて、
正直な気持ちを聞かせてくれて、
自分の言葉で本当のことを教えてくれて、
いつも優しい言葉で包み込んでくれて、
最後の曲でも笑顔でいてくれて、
ずっと普段通りの姿でいてくれて、
それぞれの受け止め方があるって感じさせてくれて、
本当に、ありがとう。
▽
2018年7月15日、ツアーが始まります。
どんな気持ちを持っていくのか凄く悩みましたが、札幌ドームという空間や目の前の出来事を全力で楽しむことを目標に、なるべくまっさらな気持ちでいたいと思っています。
…あくまで思っています、ということです。
その日がどんなページになるかは、まだまだ分かりませんので。
▽
発色の良い水性ボールペンで踊るように書かれたページ、やわらかめのシャープ芯でぐりぐり塗り潰されているページ、前後とべったり糊付けされているページ、何も書かれていない空白のページ……。
この1年半を日記帳に例えるならば、そんなページが並んでいるのでしょう。
所々水滴が付いてふやけた、私だけが読める日記。
思ったよりも少し重たいけれど、私はそれをずっと懐に入れておこうと思います。
時々取り出しては見返して、あの赤の鮮やかさを忘れないように。
見えもしない何かを ずっと信じてゆける それでいいと思った
▽
前回あんなことを言っておきながら、ここ数日で気持ちの整理が段々とつき始めたのを感じます。
それは、すぐそこまでやってきていた春の訪れのお陰なのか、雲一つない空があまりにも清々しいお陰なのか、はたまた別の理由なのか、定かではないのですが。
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あれから、気が付いたことがあります。
「私、関ジャニ∞のこと全然知らないんだな」、ということ。
分かった気になっていた訳ではないつもりです。でも、やっぱり全然知らないんだな、と。
メンバーそれぞれがめちゃくちゃ格好いいことと、めちゃくちゃ素敵な歌を歌うこと、めちゃくちゃ面白くて、めちゃくちゃ仲がいいこと……大体知っているのはそれくらいでしょうか。あと出身地とか、血液型とか……?
考えてみれば、当たり前なんですけどね。
実際に話したこともないし、ライブ以外で観たことないし、私は彼らを知っているけれど、彼らは私を知らない。
勿論、全てを知る事なんてできないのは分かっています。これはアイドルとファンの関係に限った事では無くて、どんなに身近な存在でも、たとえ生まれてからずっと一緒にいたとしても、別の人間が何を考えているのか、その全てを理解することは物凄く難しいことです。
だからこそ、人が何を感じ・考えるか、その一つ一つは尊重されるべきだし、
だからこそ、好きな人が何を感じ・考えるかを、つい知りたくなるのだと思います。
最初の「知らないな」という話に戻りますが、
仮に今、この状況の中で「関ジャニ∞を知ろう・これまでを辿ろう」としたとき、どんなことを感じるのでしょう。
ついつい理由を探したくなってしまうのかな、とか、ついつい不穏因子を勝手に作ってしまうのかな、とか、色々な想像をしてしまって、少し怖くなってしまいました。
……ただ一つ確かに言えるのは、少なくとも私があの夏ドームで観た姿の中にも、テレビや紙面、歌詞を通して受け取った言葉の中にも、嘘はなかったんだろうな、ということです。
目には見えないものだけれど、あの日確かに感じたこと。
私はそれをずっと信じたいし、ずっと信じていける、そう思ったのです。
曲げる必要など、忘れる必要など、何一つ無いのだと。
そう考えたら、もっと知りたい、今観られる姿を目に焼き付けておきたいという、ちょっと前向きな気持ちになれたんですよね。
私にはまだまだ知らないことが沢山あって、それを知らないまま過ごしていくのは、やっぱりもったいない気がするのです。
これまでの21年間渋谷さんがアイドルをしてきたという事実や、関ジャニ∞のメンバーとして過ごした14年という時間、そこで成し遂げたこと、それらは消えて無くなってしまうものじゃなくて、この先もずっと残っていくものです。
今の私は、その先に出された結論を知ってしまっているけれど、
ではその結論に至るまでの過程が全て寂しいものなのかといえば、そうではなくて。
だから、私は、渋谷さんから貰った勇気を大切にしたいし、これから貰うかもしれない宝物のような気持ちを、ずっと信じていきたいと思います。
だから、もっともっと色々な事を知りたいです。これまでの関ジャニ∞も、これからの関ジャニ∞も。
とってもとっても贅沢な我儘を言わせていただくならば、渋谷さんが歌う姿をもう一度、この目で観たいです。
でも、無理にとは言いません。
どんな音楽がしたいのかな、どんなことを学んだのかな、とやっぱり知りたくなってしまうけれど、どこかで音楽を好きなままでいて下さるのなら、それで十分です。
あっ、でも「さようなら」は言いません。
これからも、是非とも、よろしくお願いいたします。
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そういえば前回書き忘れたのですが、タイトルはserial TV dramaの「ginger」という曲から取りました。
器用じゃなくても報われなくてもなくしたくない
傷付くことさえ出来ないままならば幼いだけだ―serial TV drama「ginger」
ginger/serial TV drama - 歌詞検索サービス 歌詞GET
最後のフレーズ、今まではずっとただの「強がり」だと思っていたのですが、もしかしたら決意に似たような気持ちなのかもしれないな、と思いました。
そこまでしても「なくしたくないもの」、見付けたのだとしたら、それはそれでとても幸せなことなのかもしれないですね。
今回も、同じserial TV dramaの楽曲から。
見えもしない何かを
ずっと信じてゆける
それでいいと思った
なんでここでこのバンドの曲を選んで聴いていたのか、というのは理由があるのですが、詳しくは言いません。まあその……それはそれ、これはこれ、なので。
でも、私の気持ちを整理してくれた曲であるというのも事実です。
……そういえばこの曲ね、「赤いパーカー」っていうんですよ。
器用じゃなくても報われなくても
二日前の私が書いた文章を読んで、驚いた。やけに冷静で、あっさりしていて、もうひっくり返すことのできない出来事を目の前にしているとは、到底思えなかった。
ただ、あの文も嘘偽りない気持ちであることは確かで、この二日間でこんなにも心乱されるとは思ってもいなかったのだろう。こんなにも腹が立っているのは、こんなにも子どものように駄々をこねているのは、色々なことを考えてしまったせいだと思う。
正直、最近はレギュラー番組を確認することもあまりしなくなっていて、日常の中で趣味に費やす時間もどんどん減っていった。たまにアルバムを聴く程度。ジャムだってじっくり観ていない。これは私の怠惰というほかならないのだけれど、こんな状況では悲しむことが出来ないのは当たり前なんだと思ってしまった。涙の一滴も出ない薄情すぎる自分に引いた。だからこそ、物わかりのいい振りをしようと思ったのかもしれない。
昨日ふと、去年のことを思い起こしていた。
あることに取り組まなければいけなくて、それは自分の将来に関わることでもあったのだけれど、どうしても漠然とした不安を解消できないままでいた。悪い予感は当たるもので、結果は散々。今思えばこれパワハラじゃないの、と思うようなこともあって、想像以上にダメージを受けていた。それは2週間ほどある中の、丁度真ん中の頃のことだったのだけれど、もう我慢が効かなくなって、本気の本気で、全部辞めようと思った。これまでのこともこれからのことも本当にどうでもよくなって、ぞっとするようなことを色々と考えた。でも、帰りのホームで不意に触ったスマホの画面を見て、どうにか思いとどまった。その日発表された、アルバム『ジャム』の詳細。3人と、4人の組み合わせ。「あ、私これを観るまでは絶対に死ねないな」、そう思った。繋ぎとめるには、それだけで十分だった。
もし時期がずれていたら、数か月前に関ジャニ∞に興味を持っていなかったら、どうなっていたんだろうと思う。結局私はこれを職にすることは諦めたけれど、大学を辞めずに済んだし、辞めずに済んだおかげでこれまでのことを無駄にすることなく資格を取ることが出来たし、今素敵な人達に囲まれながら学ぶことが出来ている。ちょっと大げさかもしれないが、あの時の私にとって、関ジャニ∞は正真正銘の「命の恩人」だった。一生かかっても返しきれないような恩を頂いてしまった。それなのに。
そしてもう一つ、気が付いてしまった。
私は、「関ジャニ∞の渋谷すばる」の歌がもっともっと聴きたかった。
これまでの曲、そして、これからの曲。
ドームで「LIFE」が聴ける日を、「大阪ロマネスク」が聴ける日を、今か今かと心待ちにしていた。今度はどんな曲を書くのだろう、関ジャニ∞としてどんな表現をしたいのだろう、どんな姿を見せてくれるのだろう。そんな期待をしていた。
続いていくことを信じて疑わなかった。
以前、「生きろ」の感想に、こんな文を書いた。
この曲を聴くと、渋谷さんはこちらが想像していた以上に「音楽」という物の力を信じている人なのかなと思います。
きっと「アイドル」と「音楽」という物の板挟みに苦しんだ人なのではないかと思うのだけれど、それ以上に音楽に救われた経験があるのではないかな、と。
それに加えて、「アイドルである自分が歌う意味」を何処かで掴んだのではないかなとも思う。
「好きなアーティストから貰っていたら救われていたかな」と感じた言葉を、
自分が伝えたいこととして形にする、
好きなアイドルがそういった視点を持っているということ、そしてその曲を聴くことが出来るということは、この上なく贅沢なことなのだと思います。
そういった感覚がある人はきっと、自分の言葉が誰かにとって何よりの救いになることを知っているはずだから。
きっと、渋谷さんのことだから、ソロアーティストになっても音楽やリスナーに対しての誠実さは変わらないのだと思うし、だからこそ、関ジャニ∞のファンとして渋谷さんの音楽を聴くという喜びをもっともっと味わっていたかった。
渋谷さんが置いていこうとしているもの全て、私にとっては何にも代えがたい宝物なのだということに気が付いてしまったんです。
……本当に、決めてしまったんですね?
あー、苦しいな。悔しいな。腹立つな。
もう、気持ちが散らかって片付く気配がない。
2018.4.15
それまでは、全くの事実無根だと思っていた。次のツアーでは面白おかしく茶化す、そんな7人の姿が見られるとばかり思っていた。
……というか、今も思っている。漠然と、信じられない気持ちでいる。
2018年4月15日。
公式からのお知らせを見ても、会見の記事を読んでも、映像を観ても、何だかこれが事実とは思えなかった。カレンダーを見ながら、思いっきり頬をつねった。頬は痛いし、何回確認しても、今日は4月1日ではない。
どうやら、私にはどうしようも出来ない、事実らしい。
困ったな、と思った。
好きなアイドルの「卒業」、ちょっとは慣れたつもりだったのに。
「卒業」は、「好きな人が自分自身の夢を持って旅立つ」ことと、「好きなグループから好きなメンバーが抜ける」ことが同時に起こる。それを事実として受け入れるのは、やはり時間がかかる事だし、人によってはずっと受け入れられないままなのかもしれないとすら思う。
最近、他のグループで「アイドルとしてやり切りました!」と清々しい表情で旅立っていく子たちの背中を見送ることが度々あった。だから慣れたと思っていた。
けれど、思い出してしまった。
彼女たちのその晴れやかな顔を見る度、嬉しい気持ちと悲しい気持ちの狭間の暗闇に、急に放り投げ出されてしまったような心地になることを。
「おめでとう」と言いたい気持ちと、「本当に辞めてしまうの?」「後悔はないの?」「アイドルでいるままではだめなの?」と問いただしてしまいたい気持ち。
そして、「結局は他人なんだな」という、諦めのような気持ち。この感情を一言で表すのは、私には出来ない。
正直、ちょっと免疫が付き始めたんだろうなとすら思っていたのだけれど、大きな間違いだった。
おそらく、きっとこの先も慣れる事なんてないのだろう。
そもそも、メンバーが居なくなるなんて想定していなかった。
私はここ1年くらいの新参ファンだから余計にそうなのかもしれないけれど。
「女子アイドルとジャニーズの違いは「卒業」がないことだなあ~」なんて思っていたのに、もうそういう時代ではないのだということを突きつけられてしまった。
エンタメの世界に絶対はないとは分かっていたけれど、心のどこかでは「彼らに限って」と思っていたのかもしれない。
おじいちゃんになっても7人で笑っているんだろうな、と信じて疑わなかったから。
会見での話やWebでのコメントを見て、「一緒に夢を追う仲間」が「違う夢に向かって歩み出す仲間を見送る友達」になったんだな、ということをぼんやり感じてしまった。
それが何だか途方も無く寂しかった。
……ついマイナスなことばかり考えてしまうのだけれど、進路を未だに迷っている私としては、今36歳というタイミングで新たな道にチャレンジしようとする人生の先輩の姿は勇気づけられるな、とも思う。
そして、その背中を押すことが出来るのも、嬉しいことだ。
でも、やっぱり寂しいという気持ちが勝ってしまう。
それが話し合いを重ねて出された結論だとしても。
救いだったのは、少し出てきていた嫌な噂を否定してくれる、そういう場を設けてくれたことだと思う。
好きな人が、事情も知らない人の悪意や勝手にでっち上げた妄想に苦しめられるのはいただけないから。
ただ、ツアーは出てほしかったなあ。
あの時が最初で最後だったのだな、と考えてしまうから。
こちらのエゴだなと思いつつも、「これが最後なんだ」と分かっている状況で、さようならと行ってらっしゃいを言いたかった。
▽
ここまで書いたのが、今の率直な気持ちです。
これからの関ジャニ∞がどうなるのかは分からないけれど、私個人は応援し続けるつもりです。今夏のツアーも申し込む予定です。
でもさ、やっぱり寂しいよ。
最後に。
メンバー、そしてエイターの皆さんが、根も葉もない噂や心無い一言、無責任な報道に心を痛めることがありませんように。自分の感じ方を否定するようなことがありませんように。
それだけを願っています。