陽炎と冬将軍

それでも想いだけは死神に渡すものか

夏が来ていた


気が付いたら8月が始まっている、そんな2017年。
1月の終わり、迫りくるテストとレポートの波から目を逸らしたくて始めたこのブログも、開設から半年が経っていました。
元々文を書くのは好きでしたが、このところもっと好きになっています。
「好きなもの」について書く時間は本当に楽しい。
読み返してみると文の癖が凄いんですが(笑)、それが分かるのも面白いなと思います。
他の方が書くブログを読む時間も好きです。
自分と違う視点から見る「好きなもの」には、また違った輝きがありますね。
書く時間も、読む時間も、両方とも大切にしていきたいです。



「夏といえば。」
同じ日本の夏でも、生まれ育った環境によって思い浮かべる景色は全然違うんだろうな、と最近思うのです。
ある人は潮の香りを感じているでしょうし、コンクリートジャングルに揺らめく陽炎を見ている人もいるでしょう。もしかしたら、笛や太鼓の音色を聴いて、夏の訪れを知る人もいるかもしれません。

私はというと、真っ先に「田んぼ」を思い浮かべます。
海の遠い田舎で育ったのもあり、青々とした田んぼを見ると夏を感じるのです。
その風景を思い浮かべるだけで、無条件に心が落ち着きます。
あとは、畦道の草を刈り取った時の青い匂いや、蚊取り線香とお仏壇の線香が混ざった匂いなんかも「いかにも」って感じがしますね。
他にも、汗をかいたグラスで飲む麦茶の味高校野球を観ながら食べる水ようかんの喉越し、
眠れないほど大きな蛙の鳴き声、デスクライトの明かりに誘われてやってくる小さな虫の煩わしさ、などなど……。
こういった景色や感覚をさも当たり前のように感じ、自分の中にある原風景とまで言えてしまうのは、
やっぱり田舎育ちの特権なのかな、と思います。
田舎の夏って本当に凄いんですよ。どこを見渡してもフォトジェニックで。

進学を機に引っ越してきたこの街の夏にも、また違った良さがあります。
歩道橋の上で眺める茜雲、地元とは違うお囃子の音、
ナイター照明の下で練習する学生の声、
地形のせいかじりじりと暑い日中の気温、コンビニ帰りに感じるひんやりと冷たい夜の風。
うーん、夏ってやっぱり良いなあ。なんというか、その、漢字の形からして好きなんです、なつ。
……といいつつ、暑さには滅法弱いんですけどね(笑) 泳ぐのも苦手です。



今年の夏は、初めて関ジャニ∞のコンサートに行きます。
まさかオレンジ色の服を着て東京ドームに行くなんて思ってもみなかったですね…。
数年前六甲おろしをやっと覚えた頃の自分に言ったらどんな反応をするんだろう。信じてもらえない気がするな。
「ジャム」に入れるのは1回きりなので、その1回を思う存分堪能できるように体調を整えたいです。
楽しむぞ!

 


「夏といえば。」で思い浮かぶ曲。


フジファブリック (Fujifabric) - 陽炎(Kagerou)

きっと今では無くなったものもたくさんあるだろう
きっとそれでもあの人は変わらず過ごしているだろう

誰もが感じたことのある、夏の終わりのノスタルジア
この曲を聴くと、日本の夏を知っている自分のことを、ほんの少しだけ特別に思ったりします。

そういえば、ブログのタイトルにある「陽炎」はこの曲から取ったのでした。
「冬将軍」の話は、また別の機会にでも。