陽炎と冬将軍

それでも想いだけは死神に渡すものか

惚れたもんだから仕方ない

近年好きになるものは大抵その数年前にも見聞きしていて、
その記憶が頭の隅に残っていることが多く、「何であの時にもっと調べなかった…!」と後悔することが多々あります。

その経験から「これはもしや…」という予感は大切にするようになりました。
普段からアンテナを張るようなタイプではない人間なので尚更。

今回はそんな第六感のようなものに従ったわけですが、正解も正解、大正解でした。
知れば知るほど楽しくて、どんどん好きになっていく。

 

調べていくと、「もしかするとどこか別のタイミングで好きになっていたのでは?」と思うことも無いわけではありませんが、
実際のところ、
・「Black of night」という、自分の持っていたイメージと異なるダンス曲があったこと
(しかもそれが自作曲であったということ)
・「なぐりガキBEAT」がリリースされ、「Tokyoholic」及び良質な特典を楽しむことが出来たこと
この2点は自分の中でもかなり大きい要素だったと思うので、あまり気にしないことにしました。
此処まで好きになっていくのは、このタイミングだからこそなのだろうなと思いますし。

 

元を辿っていくと「バラエティで見せる顔」に興味が湧いたのは事実ですが、
アルバムも良い物が多くて、「音楽」も好きになりました。
一番に思うのは、歌が上手い…。
横山さんと村上さんは「下手」と言われているのを見かけますけど、
声質とか鑑みてもそんなに言われるほどか…?と思います。

個人的には丸山さんの癖のない温かみのある声と、大倉さんの艶のある低音が好き。「JUKE BOX」、「関ジャニ∞の元気が出るCD!!」、「8UPPERS」辺りは本当に良いんですよ。
「アイドルのアルバム」には正直良いイメージがなかったんですけど、見事に覆された。
「JUKE BOX」は終盤2つのバンド曲も良いし、ゆったりした曲でのコーラスワークも聴きどころ。錦戸さんの作詞センスが光る「ビースト!!」、なんでもありの「狩(仮)」といった両極端のユニット2曲も面白い。

「8UPPERS」は関ジャニ∞としてはかなり異色の作品であるように思うけれど、
三枚目路線から「クールで格好いい関ジャニ∞」を提示した点は本当に大きいのでは。ソロ曲を集めたDisc2、その性質上前後のつながりが希薄になりがちだけれど、
このアルバムに関しては明確なコンセプトの元で作られたこともあって統一感があり、一種のミニアルバムのような形で聴けるのも良い所。

「元気が出るCD!!」はメンバーの演奏技術の向上もあってかなりの充実ぶり。
High Spirits」「勝手に仕上がれ」、ここまで聴いただけでも「あ、このアルバム絶対いい」と確信できる。
ユニット曲もいい。特に「バナナジュース」は気持ちの良いスカサウンドと2人の声質、センスあふれる歌詞が相まってかなりの名曲なのでは。
個人的には「渇いた花」のアレンジも好きなのだけど、
出来ればこういう雰囲気を比較対象のない新曲で味わえたらもっと良かったのかな、とも。
中身が充実している分、一般受けしないタイトルとジャケットであることが本当に惜しいなあって思うんですよね…。大きい声で言えないですけど…。

 

と、言ったような感じで、今はとても楽しいです。
「関パニ」も観てさらにハマりましたし。
…確かに「なんだかなあ」とモヤモヤしたものを感じない事も無いのですが、
それは、生きている人・絶えず変化する物を追っていくうえでは仕方のないことだろうと考えることにしました。
もしかしたら悲しい気持ちになったり、数年後にはすうっと興味が引いていたりするかもしれませんが、そんなのは今考えることじゃないので。
確かに言えるのは、「音楽」と「人」、両方好きになる事って滅多にないってことと、今それを経験できている自分はとても幸運だなということです。

 

腹を括ったら行くところまで行くのみ。惚れたもんだから仕方ない。